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愛知県小牧市中央5丁目366番地

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胃内視鏡検査では鎮静剤を希望される方が増えています。

私自身は胃カメラは過去4回受けたことがあります。
最初は研修医の時で、将来患者さんに検査をする前にまずは自分が経験するように先輩医師から言われて受けました。まだ鼻からの内視鏡が普及していない時代でしたので、太い内視鏡を口から挿入して検査しましたが、結構きつかったのを今でも覚えています。
2回目以降は経鼻内視鏡を受けましたが、内視鏡も細くなりかなり楽に検査を受けることができました。しかし、医師である自分も患者の立場になって検査を受けるとなるととても緊張するもので、過去4回の内視鏡検査はすべて違う病院の違う先生に施行してもらったのですが、どの場面もとても鮮明に記憶しています。

患者さんの不安、苦痛を少しでも減らすためにご希望の方には鎮静剤を用いて眠った状態での内視鏡検査を行っています。経鼻内視鏡は比較的楽ですが、特に女性では鼻腔が狭くて内視鏡が通りにくいことや痛みを感じることがあるのも事実です。実際に鎮静剤を用いて検査を受けられた方からは「眠っている間に検査が終了して楽だった」「次も鎮静剤を使って検査したい」というご意見を頂いています。

鎮静剤は効きすぎると血圧低下や呼吸抑制といった副作用もありますので、体格や年齢によって投与量を調整し、検査中は血圧や酸素飽和度を常にモニターしながら安全第一の検査を心がけています。
食欲がない、胃の不調が続いている、胸やけがするなどの症状がある方は、ぜひご相談ください。