開院以来、巻き爪・陥入爪の患者さんが大勢来院されています。
「巻き爪」とは爪の左右が丸く巻いてしまう状態で、歩行時に痛みを生じることもあります。
「陥入爪」とは巻き爪の有無にかかわらず、深爪などが原因で爪が皮膚を刺激して炎症を起こしている状態です。
写真は右母趾の巻き爪の患者さんです。
「巻き爪」に対しては、ワイヤーを用いた矯正治療を行っています。
矯正治療には様々な方法がありますが、当院では「3TO法」と「マチワイヤー法」の2種類を患者さんの爪の状況に応じて選択しています。
上の写真の巻き爪にマチワイヤーを装着した直後が左で、約2か月後にワイヤーを再装着した時点が右です。
3TO法は爪の両側にフック状のワイヤーをかけて矯正する方法で、ドイツで開発された矯正治療です。マチワイヤー法、3TO法ともに保険適応がないため自費診療となります。
炎症を伴う「陥入爪」に対しては、抗生剤内服、軟膏、テーピングなどの保存的治療で改善しない場合には手術療法の適応となります。当院では「フェノール法」を施行しています。
フェノール法は、当院で行っている日帰り手術で最も症例の多い手術です。
巻き爪、陥入爪でお悩みの方のお役に立てればと考えております。
お気軽にご相談ください。