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愛知県小牧市中央5丁目366番地

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高コレステロール血症について(LDLコレステロールは悪玉?)

検診ではLDL(悪玉)コレステロール140㎎/dl以上、HDL(善玉)コレステロール40㎎/dl以下、中性脂肪150㎎/dl以上のいずれかに該当すると「脂質代謝異常」と診断されます。LDL(悪玉)コレステロールが高いと動脈硬化が進行し血管が脆くなり、心筋梗塞、脳卒中、認知症などのリスクが高くなると言われています。
ではLDLコレステロールが基準値より高くなったら、誰もが動脈硬化が起こるのでしょうか。
実は、LDLコレステロールの全てが悪玉ではなく、動脈硬化の原因となるのは超悪玉といわれる小型のsmall dense LDLコレステロールやこれが活性酸素によって酸化してできた酸化LDLコレステロールなのです。超悪玉でないLDLコレステロールは、各種ホルモンやビタミンD、細胞膜の原料としてとても大切なものです。
small dense LDLコレステロールや酸化LDLコレステロールが含まれる割合は、HDLコレステロールや中性脂肪の値と関連があり、空腹時採血でHDLコレステロール60mg/dl以上、中性脂肪60~80mg/dl以下であれば超悪玉のコレステロールはほとんどないとされています。

当院では、採血検査と共に、血管の硬さや詰まり具合をみる「血圧脈波検査(ABI/PWV)」や「頸動脈エコー」で動脈硬化の有無を診断して治療方針を決めています。

また、自由診療となりますが酸化LDLコレステロールを測定して心筋梗塞や脳梗塞のリスクを判定する「LOX-index検査」も行っております。

お気軽にご相談ください。

院長 野村尚弘